皆さん、こんにちは。関東もようやっと梅雨明けし、夏本番が来ますね!暑い日が続くとついつい部屋に引きこもってしまいがちですが、自宅内での熱中症にも気をつけたいものです。

 最近、認知症の予防にもトピックスとして挙がってくる『フレイル』という言葉を皆さんはご存じでしょうか?『フレイル』は日本語に直すと『虚弱』という意味になります。「最近、ちょっと痩せてきたかも…?」「前より疲れやすくなった気がする…」「外出するのが億劫な時がある…」などは年齢を重ねるとだれもが感じることです。このような状態のことを『フレイル』と言います。このフレイル状態を放置していおくことで、心身の機能はどんどん落ちていき、身体的な介護が必要な状態になったりしていきます。

フレイルの概念図 (引用:国立長寿医療研究センター)

『フレイル(虚弱)』と聞くと、体の衰えばかりをイメージしてしまいますが、『フレイル(虚弱)』には3つの要素があり、【身体のフレイル】【社会性のフレイル】【こころ/認知のフレイル】で構成されています。

【身体のフレイル】   体力面の低下や、筋力、歩行能力の低下が生じてきている

【社会性のフレイル】  自宅への閉じこもり、孤立が生じてきている

【こころ/認知のフレイル】抑うつ傾向や、認知機能の低下が生じてきている

これら『フレイル(虚弱)』の対策としては①しっかり食べて栄養状態を保つ➁定期的な運動をこころがける③社会的なつながりを持つ ことが大切となります。何より心と体のちょっとした衰えにいち早く気づき、なおかつ自分事として前向きに行動することが、その後の効果にもつながります!

あさひ病院は認知症疾患医療センターでありますので、今後も認知症に関する情報も皆さんに提供していけたらと思います🌼

あさひ病院